「不妊」とは自然の状態では妊娠に至れない状況をいいます。
そして、その状況が1年以上続くと「不妊症」と診断されます。
現在の日本では、「不妊症」は病気とは考えません。
例えば、40代を超えた女性は妊娠しにくい「不妊」の状態ですが、
それは年齢による影響であり、病気とは言いませんね。
勿論、「不妊症」になる原因の病気がある場合もあります。
仮に原因となる病気が発見されたとしても、
不妊治療は、病気を治すことよりも、もし病気があったとしても妊娠を目指す医療です。
命に係わる病気が発見されれば、不妊治療よりも病気の治療が優先されることも当然あります。
ところで現代の日本では、最初の検査では半数の女性には異常が見つかりません。
「異常は見つかりませんでした。」医師からそう聞いたらどうしますか?
ホッとしますか?異常がないならそのまま、もう1~2年様子を見ますか?
異常が見つからないカップルには、
一般的には「タイミング指導」、「人工授精」、「体外受精」と徐々に「ステップアップ」不妊治療が行われます。
当然時間がかかることになります。
条件は、十分に女性が若い場合だと私は思います。
女性が35歳を過ぎたカップルの場合、
2人目、3人目の出産のことも考えると、ゆっくりと構える時間はもう無いと言えます。
どうせならば、最短の手段を私は提案します。
さて妊娠の過程のどこかに問題が見つかった場合はどうでしょうか。
今日の最初に原因となる病気があったとしても、妊娠を目指すのが不妊治療だと説明しました。
問題となっている原因に介入することにより、
同じような年齢なら逆に「異常なし」とされたカップルよりも早く妊娠できる。これが現実です。
病院での不妊治療は妊娠を可能にしますが、妊娠しにくいという「不妊」の原因を治療するというものではない、
という事を理解しておく必要があります。
SSKC不妊鍼灸では、「異常が見つからなかった」場合には、
ステップアップに応じて自律神経やホルモン分泌の改善可能な部分を治療対象としています。
「異常が見つかった」場合には、
病院での不妊治療の過程が期待通りに運ぶようにサポートすることにより、最短の妊娠を目指します。
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