心療内科に対するイメージ
2011年06月21日
最近心療内科を標榜する診療所が多くなってきました。
一つの流行でしょうね。
ところで皆さんは心療内科に対してどんなイメージや期待をするでしょうか?
私の患者にも心療内科で投薬をうけながら鍼灸治療を続けていらっしゃる方が数名います。
ついこの間近所に心療内科がオープンしたのですが、一人の患者さんが今通っている心療内科に物足りないと言って、新しい心療内科を受診しました。
話を聞いた私は、あまり勧められない。あまり過剰な期待を持って受診しないように伝えました。
しかし結論的には処方された”薬が合わない”という理由で元の心療内科に戻りました。
心療内科を渡り歩く患者さん達が言う内容の共通点は、
「私の苦しみをちゃんと理解してくれる。」
「ちゃんと診断名(病名)を付けてくれる。」
「満足するまで話を聴いてくれる。」
「苦しみから解放してくれるに違いない。」
などです。
カウンセリングスタッフを抱えている心療内科もありますが、
診察そのものはカウンセリングの時間ではありません。
心療内科は、あくまで内科です。投薬による治療が基本です。
テレビドラマで見るような、心理分析や心理療法を行うことは少ないのです。
この辺を誤解している患者さんが多いようです。
SSKCデイサービス附属鍼灸院に、のこような患者さんが集まるのも、同じような期待からでしょうね。
カウンセリングを行いながらの鍼灸治療が好評のようです。
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