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妊娠できるチャンスは?

2017年10月25日 | 不妊鍼灸

赤ちゃんイラスト

生殖年齢に至った健康女性は、基本的に毎月排卵します。

それでは、毎月妊娠するチャンスがあるのか?

実はそんなことはないのです。

健康な女性でも赤ちゃんになれる卵子を毎月排卵しているというわけではありません。

女性自身がまだお母さんのお腹の中で、胎児だった時に一生分の卵子が作られて、

生殖年齢を待って、一つずつ排卵されます。

最長で35年も出番を待ち続ける卵子には、質の低下が起こるのです。

更に、主席卵胞という最も大きく育った卵胞が排卵されるのですが、

一番大きくても、一番出来の良い卵子を含んでいるとは言えないのです。

もしかしたら、2番目、3番目になった卵胞が良い素質を持っていたのかもしれないという事です。

正常卵子がどのくらいの確率で排卵されるのは不明ですが、

出産に至るまでの確率は、4回に1回と考えられています。

最も妊娠しやすい年齢の健康カップルにおいてでもです。

一年に換算すると出産のチャンスは3回ということになります。

それでも、避妊しない健康なカップルでは1年以内に80%が妊娠している現実があります。

女性の年齢が高くなると卵子の質の低下により、このチャンスをものにできる確率が更に下がってしまうのです。

だからこそ私は、30代カップルで1年以上妊娠できない場合は、不妊治療を考えるべきと主張するのです。

予備の卵子の数についても年齢の影響を受けます。

ピーク時に卵母細胞として約700万個作られた卵子は、初潮時には20~30万個になり、
40代で残りが1000個位になると、卵胞から分泌されるホルモンも不足して、性周期を形成できなくなり、
閉経します。

このことからも、自然妊娠にはある程度以上の数の卵胞が残っている必要があると言えます。


SSKC不妊治療HP



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