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早発卵巣不全の患者さんの経験

2019年02月03日 | 不妊鍼灸 | 治療日記

卵巣図

早発卵巣不全(POI)の疑いのあるA子さん(40歳)のお話しです。

前回採卵失敗後のAMH値0.2ng/ml。
通院している生殖専門クリニックでは、約6カ月のカウフマン療法が繰り返されました。

その間、血液検査もエコー検査も行われなかったのですが、

先日のエコー検査では、卵巣の著しい萎縮が指摘され、卵胞も確認できない状況になったそうです。

卵巣機能不全の指摘はあるものの、早発卵巣不全(POI)とは伝えられなかったそうですが、

特にHRTは行わずに、経過観察することになりました。

POIでは、40歳未満で卵巣機能が極端に低下し、閉経を迎えてしまいます。

もちろん妊娠も困難になります。

A子さんは、38歳頃から月経周期が延長し始めたそうです。

相談を受けた私は、難治性不妊症の専門医にコンサルをお願いしましたが、

生殖医療でも妊娠はかなり厳しいだろうという回答でした。

現在のプログラムの不妊鍼灸での効果も期待できない事を伝え、鍼灸治療を一度終了することになりました。

もちろん、十分にカウンセリングの時間をとって説明をした上です。

SSKCでの不妊鍼灸治療は、病院での検査結果を重視してプログラムを組みます。

不妊鍼灸治療の効果も、血液検査の値、採卵数、受精卵の胚盤胞到達率で確認します。

偶然性とかマジカルでまやかしの治療にしたくないからです。

だから、厳しい選択をしていただく事もあります。

若い時期から月経不順がある場合は、早めに婦人科を受診することをお勧めします。

効果的不妊治療のタイミングを逃がして欲しくないからです。

















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