生殖専門鍼灸師にとって妊活カウンセリングは大切です

SSKCに妊活・不妊鍼灸の目的で来院される方は、初回じっくりとカウンセリングを行います。
産業カウンセラー養成コースで取得したカウンセリング技術が役に立っています。
とは言え初回から辛い胸の内や本音まで、全てを伺えるという訳にはいきません。
毎回の鍼灸治療ごとに、今この時の想いを伺ううちに本当の想いを共有できるようになります。
医療者として入手した医療データを基に医学的な考察して、その情報を提供しながらになります。
前回の記事で書きましたが、一般的に不妊治療の患者さんは採卵や胚移植の方法や時期など何度となく選択と決断を迫られます。
不妊症とは病気の治療とは違い、答えは一つではなく、ご本人の意向に沿う手法を取らることが多いからです。
例えば、いくつかの選択肢を提供された上で、
「次回までにどの方法を選択すのか決めておいてくださいね。」と言われます。
しかも示されたどの方法にもメリットとデメリットがあります。
これは知識の少ない一般の方には難問ですよね。
それなら担当医から説明をしてもらえばいい。という声が聞こえてきそうですね。
担当の医師から上手に説明を引き出せる方ばかりではないのです。
そんな時にこそ、医療情報から担当医はこのような考え方をしているだろう、と先生に代わって解説したり、
いままでのカウンセリングで患者さんと共有してきた情報などを基に、一緒に考えることができます。
高度生殖技術を用いても100%良い結果を得るとは限りません。
しかし訳も分からず取った選択や、言いなりで流されて出した選択を後で後悔するのは良くありません。
自分の選択に至った道筋をご自身がしっかり理解し、良くても悪くても結果を納得できることが大切だと思います。
フォースと共にあれ!
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