最近の妊活・不妊鍼灸開始のタイミング事情です。

7月に入り、静岡県はいよいよ梅雨明けの気配です。非常に暑いですね。
SSKCに通院した患者さん達の、妊活・不妊鍼灸を開始したタイミングについて書いてみたいと思います。
今までのケースでは、
1.卵巣機能が低下している医師から指摘されていて、なかなか採卵が上手くいかないからという理由で来院される方。
この場合は、年齢が40前後の方が多いです。(体外受精)
2.採卵できても胚移植が上手くいかないケース。何度も着床しないまたは、育ってくれないという理由で来院される方。
若い年齢層から40代まで幅広くいます。 (体外受精)
3.子宮筋腫・子宮腺筋症・子宮内膜症・帝王切開の既往などがあり、着床に不安があるという理由で来院される方。
30代後半の方が多いですね。(タイミング法・人工授精・体外受精
4.タイミング法や人工授精を繰り返してきたが、結果出ず、医師から体外受精を勧められた。でもできればステップアップしたくないとい
う理由で来院される方。 20代後半から30代の方が多いです。
病院での不妊治療は体外受精の段階になると、保険診療が適応されても10数万円~50万円以上の費用負担がかかります。
若いカップルにとっては厳しいです。 なんとか少ない回数で結果が欲しい考えるのは当然のことですね。
多くの若いカップルはその通りになることが多いでしょう。
しかし、何か分からないけれどつまづいてしまい、失敗が続くことがあります。

男性の精子の質・精子との相性(抗体反応)、子宮内膜炎や子宮内フローラ、着床の窓、受精卵の質など・・・
原因探し検査の迷宮に迷い込むカップルも少なくありません。
良いといわれるサプリだって飲んでるのに、
「なんで妊娠できないの?」
「このまま妊娠できなかったらどうしよう?」
藁にもすがる思いでSSKCの妊活・不妊鍼灸を選択されるのだと思います。
「少しでも体質を改善して結果に結び付けたい。」
私もお一人お一人じっくり話を伺って、問題点が隠れていないか?
間違って実行していることはないか?
まだご自身で工夫すべき点はないか?
一緒に考えながら治療プログラムを説明します。
ただし、鍼灸治療を受けると必ず結果を期待できるのでしょうか?
残念ながら、期待通りにいかない場合もあります。もちろん出産される方の方が多いのは事実ですが・・・。
不妊症に対する鍼灸の効果についてはまだはっきりしたエビデンスが出されていません。
これは、鍼灸に限ら病院での不妊治療の種々の方法や検査についても同じことがいえます。
それでも、生殖専門医も不妊専門鍼灸師も工夫しながら真剣に頑張っています。
不妊専門の鍼灸師は、少なくともしっかりした医療知識は持っています。
ご自身の不妊治療プログラムをより良く選択していくお手伝いには力を発揮できます。
これから不妊鍼灸を検討される参考にしてください。
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