自然治癒力を高めて内面から美しさを磨く

ある患者さんからのお手紙

今日出社したらデスクに綺麗な封筒の手紙が置いてありました。
「ついに、ファンレター?」(冗談です)

2年前に不妊鍼灸治療で私が担当していた女性からでした。

差出名を見て、ドキドキしながら封を開けて読み始めました。

何故ドキドキしたのか・・・。以下少し書かせてください。

この方は30代で病院での不妊治療後に帝王切開でご長男を生んだ後、
第2子を希望されて来院されました。

第1子の不妊治療と出産で大変な辛い思いをされたそうで、医療機関に不信感を抱いてしまい、
SSKCでの不妊鍼灸治療だけで挑戦したいと仰いました。

通常は医療機関での不妊治療と併用することがほとんどですので、かなりプレッシャーを感じながらも鍼灸治療を続けました。

幸いにも数か月で、妊娠され私もホッとしたのもつかの間、

「辛い思いをした出産が耐えられないくらい恐怖に感じる。妊娠しなかった方が良かった。」

そんな心理状態に陥ってしまいました。

私も全く予想のしていなかった言葉に、困惑してしまいました。
不安を訴える彼女の心に寄り添いながら、話を聴きました。

出産までお付き合いする予定でしたが、切迫流産の危険がでて、緊急入院。
その後、連絡がプッツリと切れてしまいました。

気になりながらも、私からも連絡を取れませんでした。最悪の状況を予想して正直逃げてしまっていました。

それが2年前です。

そんな彼女から、突然手紙が届いたのです。

切迫流産の危険、長期の入院、早期の帝王切開で2000グラムに満たない娘さんを出産。

ファロー4徴症を伴う心奇形を持って生たそうです、生まれて間もなく何度も手術を乗り越えて、生後4か月で退院したそうです。

お母さん自身も、子宮頚管無力症と診断され手術を乗り越えての出産だったそうです。

彼女は本当によく頑張りました。

「一生懸命不妊鍼灸治療をする私に対して、一時的に妊娠を喜べなかった彼女のお詫び。」
「不安な気持や話を根気よく聴いてくれたことへの感謝。」
「娘さんを産んでよかった。喜び。」

などが綴られていました。

もうすぐ、娘さんは心臓の再手術に臨むそうです。
母として、娘さんの生命力を信じている、きっと乗り越えてくれると書かれていました。

私も手術の成功と娘さんと彼女の幸せを祈って止みません。

母は強し!

長文 最後までお付き合いくださりありがとうございます。




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