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エストロゲンのお勉強3(月経)

健康な女性では、月経は約28日周期。
月経時に、血中エストロゲンの濃度は最低値となり、その後排卵に向けて徐々に上昇します。

性周期の女性の体調や気分はエストロゲンの変化に影響されると言えます。

動物ではエストロゲンが増える発情期には、活動的となりますが、それはある程度人間にも当てはまります。
生理終了から排卵までの間は人間の女性でも活動的となることが報告されています。

これは、生殖に向けてより良いパートナーを得るための術かも知れません。

実際に、この時期には快感を得るためのシステム「報酬系」が活動性を高めます。

※ここでいう「快感」は、肉体的なものに限定されず、金銭、物質、名誉などに対しても言えるので、アグレッシブな、「肉食系女子」というイメージが近いかもしれません。

この報酬系は、黄体ホルモンにより抑制されるので、排卵後の高温期には、納まってきます。

興味深いことに、排卵前は食欲が低下する現象が見られるのに対し、排卵後は食欲が増進します。

排卵までは食欲よりも生殖、排卵後は妊娠準備の栄養補給の時期と考えられるでしょうか。

ダイエットに苦労している女性は、この周期を考慮して調整すると効果的かもしれませんね。

参考文献:武谷雄二著 エストロゲンと女性のヘルスケア



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