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不妊鍼灸開始のタイミング

2017年11月20日 | 不妊鍼灸

ベビーイラスト



不妊治療が長引くと、経済的な負担が大きくなるばかりでなく、
薬による副作用や治療の苦痛、時間的拘束、心理的負担が心配されます。

なるべく短期間で卒業を目指したいと誰もが願います。

不妊治療で早期に妊娠に至る幸運なカップル以外は、
ステップアップしながら長期の不妊治療を必要とするケースが増えています。

妊娠の高齢化が第一の原因ですが、
最善の治療をしても原因不明の失敗を繰り返すカップルも少なくありません。

【女性側の不妊】

① 病院で不妊治療を開始したタイミングで

  20代から30代前半で不妊治療を開始した場合、一般不妊治療から入るケースが多いです。

  病院での成績では、タイミング法、卵巣刺激+タイミング法、人工授精などの一般不妊治療で妊娠できるカップルは、
  不妊治療開始2~3回以内で結果が出ます。
  それでも妊娠に至らない場合は、早めのステップアップも考えるべきでしょう。

  それと同時に、検査に異常が見つからなくても、
  タイミング法が2~3回上手くいかなければ何処かに問題があるかも知れません。
  不妊鍼灸も開始することをお勧めします。

② 体外受精(IVF)にステップアップしたタイミングで
  IVFにおいては、採卵数が妊娠率と相関しているとされています。自然周期体外受精~刺激法いろいろな方法が提案される
  と思いますが、目的はなるべく多くの採卵をすることです。
  IVFからは、費用も高額になってきます。 なるべく早い段階での妊娠を目指したいものです。

③ 採卵しても卵胞が採れない、または受精ができない
  年齢が30代後半になると採卵数も著しく減少してきます。顕微授精(ICSI)を選択する方も多くなるはずです。
  いよいよ数よりも卵子の質が重要になってきます。
  育卵のために、不妊鍼灸を強くお勧めします。

④ 凍結胚移植を控えているタイミングで
  幸運に恵まれ、採卵ー受精ー凍結にまで進まれ、後は胚移植を待つという段階の方は、
  子宮環境が重要になります。特に卵巣刺激法を繰り返し行ってきた方は、子宮内膜に対する影響も出ている可能性があります。
  内膜の厚さを確保するだけでなく、抗原抗体反応で着床障害を起こさないようにするために、不妊鍼灸が役立つでしょう。
 


【男性側の不妊】

男性側の問題の場合、無精子症以外は、顕微授精により受精が可能になります。

しかし一般不妊治療の段階では、精子欠乏症、精子無力症、射精障害は大きな不妊の原因となります。

不妊鍼灸治療により、体質を改善することにより、これらの症状が解決された事例が報告されています。

男性の検査の値を参考にあげておきます。

検査項目 検査の数値疑われる病名
精液量 2.0ml未満性機能障害、射精障害(逆行性射精など)
精子濃度 2,000万未満精子欠乏症(精子が少ない)
総精子数 0(ゼロ)       無精子症(精子がない)
精子運動 50%未満精子無力症(精子の動きが悪い)
精子正常携帯率 15%未満奇形精子症(精子が奇形である)
計測不可 精液が噴出されな 無精液症(射精できない)


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