3度目の移植で着床しました

SSKCで不妊鍼灸を受けたMさん(40歳)のお話しです。
昨年秋から不妊鍼灸治療のためにSSKCに通院を開始した方です。
来院前には思うように採卵できず、一度IVFを試みて失敗しICSIへのステップアップを機に、
不妊鍼灸治療の併用を希望されて来院しました。
SSKCへの通院開始後は、5回の採卵で20個を採卵し、そのうち11個の胚凍結をしました。
満を持して今年4月からは移植です。
4月、5月の移植は着床せず、7月初めの移植でめでたく着床成功しました。
移植後連絡が途絶えていたので、心配して状況確認のために私から連絡をとりました。
(SSKCでは、不妊鍼灸の患者さんとLINEで予約、連絡、相談を行っています。)
さて、ここからが本題です。
連絡が途絶えた訳を訊いてみると、
着床した喜びの気持ちを伝えてくれたと同時に、
病院での不妊治療で高額な費用がかかり、不妊鍼灸治療と両立が困難に感じてきたこと。
それが心苦しくて連絡をできなかったことを教えてくれました。
とても素直な気持ちを伝えてもらえて、少し安心しました。
不妊治療では経済的負担が大きいので、併用が困難になるのはとても理解できること。
着床・妊娠成立が不妊鍼灸の大きな目的の一つなので、
そこをクリアした後は出産を安心して迎えるための健康管理だから、
酷いツワリ、逆子、腰痛などの問題が無ければ、鍼灸治療に通院する必要がないこと。
SSKCの卒業生として通院が終了しても妊娠中、産後ケアまでサポートさせていただくので、
何でも相談してほしいこと。
これらを伝えると、彼女も安心した気持ちを返してくれました。
妊娠成立まで科学を意識してアプローチしていますが、
心理的サポートの重要性を改めて感じました。
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