スーパーライザー併用効果その3
2019年09月05日
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不妊鍼灸

不妊鍼灸を受けてどれ位の期間で結果がでるのでしょうか?
治療を考える方には気になる疑問です。
不妊鍼灸を売りにしている鍼灸院のHPをいくつか見ましたが、
開始1か月から結果がでる。などと言い放つ鍼灸院のHPを見つけて苦笑しました。
排卵までの1か月は排卵誘発の期間ですから、これは薬剤の効果と言っていいでしょう。
もしくは、まったく幸運だった・・・。(運まかせです)
※病院で処方されるクロミッドなど排卵誘発剤で、排卵(採卵)までの約1か月間卵胞が刺激されます。
卵胞自身の成長は、これよりもずっと前に始まります。
通常約6カ月かけて500~1000個の原始卵胞が成長しながら選別され、
最終的に1個の主席卵胞が排卵されます。
「質の良い卵」が育つためには約6カ月必要なのです。
SSKC不妊鍼灸の成績をみると、
スーパーライザー(SL)導入により、妊娠までの治療期間が大幅に短縮しています。
しかしスーパーライザー導入後でも妊娠までに平均8カ月かかっています。
妊娠した人の鍼灸期間が、全ての患者さんよりも長いのはどうしてでしょうか。
途中であきらめて治療を離脱してしまった患者さんの、鍼灸期間は約5カ月でした。
早期に諦めてしまっているため、全体の平均鍼灸期間が短期になっています。
8カ月は諦めずに継続してみてください。
世間には、SSKC不妊治療よりも成績のよい鍼灸院も多いことでしょう。
8カ月の鍼灸期間を短縮して6カ月に近づけるために、これからも努力していきます。
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