身を粉にして頑張る人
2019年06月01日
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治療日記

SSKCに鍼灸マッサージ治療に来院する方の主訴は様々です。
不妊鍼灸・美容鍼灸以外でも、
はっきりした疾患または障害があり、その治療や苦痛の緩和のために来院する方。
疲労や漠然とした体調不良により日常生活に支障の出ている方。
その他に、体調のコンディショニングのために利用される方も少なくありません。
来院者のお話を伺っていると、
自分の身体の健康を犠牲にしながら仕事に取り組む方々がいます。
経済的理由から仕方なくというケースもあるでしょうが、
今日の話は、個人的状況のためという理由以外で頑張る人たちがテーマです。
『社会に貢献する』ことが目的で日常の業務に邁進し続けている方々。
その多くは事業主です。
規模の大きな企業の事業主の話からも『社会貢献』が伺えます。
地味な服装や振る舞いは、
華やかな生活がマスコミで取り上げられるような事業主のイメージとは少し違います。
昨日初めて担当した私と同世代の患者さんも、まさに身を粉にして頑張っている事業主でした。
「日本を本当に豊かにするために、自分の出来る事はGDPの向上に貢献すること。」
製造業の街、浜松市の事業主らしい言葉です。
日本の人口増加を目指して不妊鍼灸治療を始めた私には、
彼の言葉は素直に浸み込んできました。
彼自身の健康状態はどうかと言えば、問診により次々と既往歴が出てきます。
医師からも生活を真剣に改めるように再三の注意をうけているそうです。
しかし、日々の業務から彼が離れないのは・・・・?
理由は、彼の動機なのです。
個人の経済力からすれば、無理をしなくても生活は十分に維持できるはず。
しかし、彼が掲げた日本のGDPの向上、豊かな日本に到達するまで、
彼の努力は続くのでしょう。
多忙を極めている中、SSKCにも次にいつ来院できるのか分かりませんが、
「危ないと感じたら直ぐに来て下さい。」
そう言って送り出しました。
この様に社会貢献という動機から、身を粉にして努力する人たちがいることに
敬意を表します。
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