不妊治療にはカップル二人の共同事業です。おたくのカップルは大丈夫ですか?

不妊治療についての情報誌Jinekoの最新版が届きました。
今回の特集は写真の表紙のとおり。
妊活や不妊治療に対しては、カップルそれぞれの考え・気持ちがあると思います。
SSKCの患者さんに対して、いつもお伝えしているのことは、
妊活・不妊治療はカップルにとっての共同事業であるということです。
結婚式の披露宴でケーキカットの時に、「最初の共同作業です。」なんて言葉を聞きますよね。
共同作業だけでなく家庭を創造するという共同事業は、その後もずーぅっと続くのです。
どちらか一方の想いだけでは結構辛いんです・・。
だから次々と迫られる不妊治療の選択についても、二人で相談するように伝えます。
SSKCに不妊鍼灸で通院してくるのはほとんど女性側、
男性側の生殖機能や体質の改善のために、男性が来院されることはめったにありませんでした。
だから精液の量や精子運動率が悪くても、顕微授精を第一選択するというケースがほとんどです。
先ずは男性側の精液の質の向上を、と考えるカップルはめったにありません。
しかし、考えて欲しいのです。
例えば、男性側の精子に問題があり、女性側に問題ない場合も、
女性が卵巣刺激のための薬を使い、採卵をして、顕微授精をおこない、
受精確認後には胚移植を受けるのです。
女性側の負担ばかりが大き過ぎませんか?保険診療でも治療費も大きくなりますよ。
男性側の精液検査で特に問題ないと言われたことがあっても油断して欲しくないのです。
3か月で造られる精子、いつも調子が良いとは限りません。
仕事のストレスやお酒の飲みすぎなどの、体調の変化で精液の質は変わります。
もう一度言います。
家庭を創造するのは夫婦の共同事業です。
ご相談にも応じますから、不安な方はお気軽にどうぞ。
LINEでも相談を受け付けます。
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