タイミング法段階で不妊鍼灸を開始するって、結構いいかも。

日差しがだんだん強くなり、ツツジの花も咲き始めましたね。
私は、新緑の眩しいこの時期が一番好きです。
今回は、なるべく早期に不妊鍼灸を開始することに意義があると思える報告です。
SSKCに不妊鍼灸のために来院されるのは、多くが体外受精の段階のカップルです。
今月初めから、一般の産婦人科でタイミング指導を受けている方が通院しています。
一昨日の鍼灸来院時に、自分で行った妊娠検査薬での検査で妊娠反応がはっきり出たそうです。
これまで2回のタイミング指導だけでこころみてきましたが、
今回妊娠しなければ、
次回の排卵誘発をするためにクロミッドを渡されていました。
しかし基礎体温表を見る限り、しっかり排卵がされている様子です。
クロミッドは子宮内膜が薄くなる副作用があるため、
私としては、鍼灸も始めたことだし、しばらく使用を控えて貰うつもりでした・・・。
結果的には、排卵誘発剤を使用する前に妊娠できたのでよかったです。
さて、今回の最短での姙娠にたいして、鍼灸はどんな役割を果たしたでしょうか?
鍼灸では、月経周期的には卵巣刺激を行っていません。
サポートできたのは、着床の促進だけでした。
しかし、短期間での姙娠だったので患者さんには、
「あなたの実力ですよ。」
「私はコンディションを良くしただけです。」
とお伝えしました。
不妊治療では、環境を少し変えて気分が変わるタイミングで上手くいくこともあります。
今回の方も、もともと好感度が高かった鍼灸を受ける事にしたことが良かったかもですね。
不妊治療もステップアップしていくほど治療費用も重なり、大きな出費となります。
新緑の若い芽が息吹くこの時期、
早期から不妊鍼灸治療でサポートを考えてもいいのではないでしょうか?
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