12月もいよいよ下旬、年の瀬の気ぜわしない雰囲気がしてきましたね。
今日、SSKCで不妊鍼灸の患者さんが卒業のあいさつに来てくれました。
40歳を過ぎてからの不妊治療で、採卵や受精、移植とそれぞれの段階で苦労された方です。
当院患者さんに多いのですが、医療関係者で常勤勤務を継続しながらの妊活でしたからそれもご苦労があったと思います。
この方は職場には不妊治療していることを告知していて、周囲の応援を受ける事ができたそうです。
妊活を職場に秘密にしている方も多いのが現状ですが、理解のある職場であったのは本当にラッキーだと思います。
実はこの患者さんは、治療開始から妊娠までに3年間もかかってしまいました。
以前の不妊鍼灸の標準治療では上手くいかなかったのです。
高齢妊活ということは最大の障壁でしたが、
我々医療者は、その壁を打ち破っていく必要があります。
まさに患者さんとの信頼関係で、しっかり二人三脚で努力していくことが重要になります。
1年前から試みている新しい治療法が功を奏したのかもしれません。
新しい治療法については、またの機会に紹介したいと思います。
さてこの患者さんは、出産まであと一か月。
無事のご出産を祈っています。