妊活・不妊治療を病院お任せにしているだけでなく自学もしましょう。
不妊治療中は、病院での治療方針を決める際に選択をしなければならない場面が何度もあります。
例えば、保険適応か実費治療かという大きな選択肢がありますが、
当然保険適応では、行える治療法や検査、お薬の種類などは保険適応治療として可能な範囲に限られます。
逆に実費診療では、基本的に効果があると考えられる治療法や検査、お薬の利用が可能ですし選択枝が多くなります。
経済的負担のことを考慮すると、不妊治療初心者や入門としては、保険適応での不妊治療を選択される方が多いと思います。
一般論ですが、私も最初はそれが良いと思います。
しかしタイミング法や人工授精、そして体外受精においても何度か試みても妊娠に至らない場合、
「なんで妊娠できないのだろう？」
「なんで卵が育たないのだろう？」
「なんで着床してくれないのだろう？」
「実費診療にした方がいいのかな？」
という漠然とした疑問から
「お薬は私に合っているの？」
「本当に治療方針が私に合っているの？」
「ホルモン補充周期移植がいいのか、それとも自然周期移植？」
「オプションを勧められたけれど、どうすればいいの？」
「サプリは何か必要なの？」
などと悩む場面が増えてきます。
クリニックの医師も最善の方法を選択してくれているとは思いますが、
当事者である出産希望のカップルお二人ともに、不妊治療に関する医療知識は持ってくことをお勧めします。
もちろんSSKCの患者さんには、質問に対してお答えしています（まるで、不妊専門病院の予備校みたいですね。）
が、ご自身も正しい知識が多くて無駄になることはありません。
自学自習・・・どこかの学習塾みたいですね(笑)
少しだけ注意があります。
患者さんから、他の人のSNSが気になって読んでいる。という声を聞くことがありますが、
これは正しい知識を得る上では感心しません。
あくまで素人どうしの想いに触れるという程度に捉えてください。必ずしも的確な事柄とは限りません。
私がお勧めしているのは、ご自分の通う病院やその他の専門家のHPやSNSでの発信です。
情報が多すぎるかもしれませんが、得た情報で迷ったら主治医に勇気をもって尋ねましょう。
SSKCに通う患者さんにも、主治医と良いコミュニケーションをとる後押しをしています。
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